鏡池(御手洗池)
概要
御祭神 | --- |
御神格 | --- |
御神徳 | --- |
由緒 | 山中にある池沼に神秘を感じ、神誕生の聖地として大切にし、お浜・灌頂水・仏生池・鏡池・御手洗などと呼んでいる。羽黒山上の池もその例にもれず、羽黒権現影向の池と呼ばれ、鏡池・御手洗と呼ばれている。それはこの池を拝すれば、目の当たり神のお姿に接することができると信じたからである。しかも、羽黒神社と書いていけのみたま社とふりがなをしたものもあるのである。(『出羽三山‐歴史と文化‐』 |
龍神伝説
①修験者は山頂の池を拝して「南無帰命頂礼慚愧懺悔六根清浄八乙女八大龍王羽黒山大権現産屋之御岩屋一時礼拝」と唱え、雨乞いの祈祷に際しては池の周囲に八大龍王の頭に模った八本の作り物を立て並べた。
(『出羽三山‐歴史と文化‐』)
②文永十一年(1274)十月蒙古の賊船が対馬に到って合戦となった。幕府は全国の祈願所に蒙古退散を所望され祈願したところ、山上の御手洗池より九頭竜王の光影が出て酒田の湊に飛行するや蒙古の船は残らず海中に没し鎮静した。この謝徳により鐘を寄附したと伝えられる。(『三山雅集』)