鉾立新山神社
概要
御祭神 | 高龗神 |
御神格 | 水の神・龍神・雨乞いの神・水源の神 |
御神徳 | 祈雨・祈晴・農水安全・商売繁栄・夫婦和合 |
由緒 | 狩籠ノ池の岸の上に蛇枕石という石がある。障難退散を司る鉾立新山大権現がこの所を守護されるという茂林の霊地がある。 |
龍神伝説
狩籠ノ池にまつわる話① 険しい峰をよじ登って行くと狩籠ノ池が目下に見える。昔能除太子が先に神子石で鎮めた魔障が再びこの所で蛇となって修行の妨げをなしたので、太子はこの池に狩籠めたことからこのように名付けたという。
狩籠ノ池にまつわる話② 昔弘法大師(真言宗の開祖)が登山の時、大蛇が道に横たわり障りをなした。大師が法力を用いてこの池へ封じ込めたことから狩籠ノ池という。
※水神を象徴としての蛇や龍は、人間に害を及ぼすものであると同時に、この世に富みをもたらす水神と考えられた。
狩籠ノ池にまつわる話③ 羽黒山五重塔の辺りに代々学頭(管長)が住んでいた。旱の年は庶民のために降雨を祈り、狩籠ノ池に法華請雨など経を唱えると、三日の内に洪水となって大地を潤した。