出羽三山神社からのお知らせ
令和6年出羽三山神社 辰年企画(龍神巡り、龍神切絵御朱印、龍神御朱印帳頒布)のお知らせ
2024-04-24
注目
龍神巡り趣意書
出羽三山は、1430年の信仰と伝統に培われた本邦屈指の霊山であり、その長い歴史の中で一宗一派の教えに留まらない類まれなる信仰が育まれてきました。その根幹には常に変わらない大自然への畏敬の念が存在し、自然の中に神霊が宿り、自然との関わりの中に生かされていると観念してまいりました。月山は山そのものが神である神体山であり、羽黒山の鬱蒼たる大森林は神の鎮まります神奈備であり、御神湯の湧き出づる湯殿山の霊験は神の宿る磐座であります。
出羽三山神社の広大な境内は全て磐梯朝日国立公園に指定され、神々しい神域を形成しています。その中には数えきれない程の、滝、川、池、沼が存在し、自然の中に「水」が存在する場所には必ずと言っていいほど「龍神伝説」が残ります。
「龍」の伝説は世界各地に存在し、「龍神信仰」は古代中国思想の霊獣である龍が源ですが、日本の「龍神信仰」は水神の表徴である蛇を神格化したものしての龍になります。
龍は古来より水神として農業や漁業を営む民に崇められてきました。龍は竜巻となって天に登り、雷雨となって川を下ると信じれられ、龍が潜むとされる淵や池沼では雨乞いが行われました。
また干ばつや豪雨など、大自然の猛威は龍神の意志として祭りを怠ると災厄をもたらし、丁重に祀ると多くの富を授けると信じられてきました。
令和6年、7年と、辰年・巳年の連続するこの良き機会に、出羽三山に残る龍神の伝承や言い伝えをまとめ、お参り可能な神社、霊地を選定いたしました。
ぜひ「出羽三山龍蛇ゆかりの地」を巡り、龍神を祀るお社に参拝し、「龍神」のエネルギーを感じて下さい。